Ergothioneine for cosmetics

エルゴチオネインは日常生活に潜む様々な脅威から
肌トラブルを防ぎます
その有効性は数多くの実験・研究で証明されています

日々の肌のケアに
―エルゴチオネイン―

紫外線や外界の刺激因子による酸化を抑制

希少アミノ酸の一種であるエルゴチオネインは、その強い抗酸化作用から、加齢、紫外線、大気中の化学物質などのストレスから皮膚細胞を保護することが報告されており、香粧品原料として近年注目を浴びています。

紫外線照射曝露などによって発生する活性酸素種(ROS)は、真皮の線維芽細胞からタンパク質分解酵素の産生を促進させ、コラーゲンの断片化、エラスチンの弾性力の低下によりシワやたるみを引き起こします[1,2]。また、ROS産生にともなう表皮でのメラニン産生や脂質の酸化はシミやくすみの原因になると考えられています[3]。

エルゴチオネインは紫外線の照射などにより発生するROSを消去し(図1参照)[4]、線維芽細胞からのI型コラーゲンの分解酵素であるMMP-1の発現を抑制することで、コラーゲンの断片化を防ぎ、「しわ」「たるみ」などの肌トラブルを抑制します。また、エルゴチオネインは表皮の大部分を構成するとされるケラチノサイトの紫外線照射によるDNA損傷を抑えることが報告されています[5]。

図1. エルゴチオネイン用量に応じて活性酸素(ROS)の生成を抑制

ヒトの皮膚由来線維芽細胞にエルゴチオネイン(EGT)を添加し、紫外線照射によるROS産生への影響を検討した。DCFH2-DAはROSに反応して蛍光を発する色素で、ROSの検出に使用される。

Oxid. Med. Cell Longev. (2020) 2020:2576823 [4]
Copyright © 2020 You-Cheng Hseu et al.

活性酸素種を強力に抑制

抗酸化作用をもつ物質としては、ビタミンA、C、E、コエンザイムQ10(CoQ10)などが知られていますが[6,7]、エルゴチオネインは、これらよりも効率よくROSを消去することが示されています(図2参照 [8])。

図2. CoQ10よりも優れた抗酸化作用を発揮する

ヒトの皮膚由来線維芽細胞において、紫外線照射による過酸化脂質生成量へのエルゴチオネイン(EGT)とCoQ10の効果を比較した。

 J. Cosmet. Dermatol. (2007) 6:183-188 [8]

エルゴチオネインは、熱や酸に対する安定性にも優れていることから加工や長期保存にも適しており、また、その安全性から食品の酸化防止剤としての利用も期待されています[9]。そのため、サンスクリーンやアンチエイジング化粧品など、様々な香粧品原料として幅広く応用が可能です。

従来、エルゴチオネインの生産はキノコから抽出するなどに限られ、安定的に供給することは困難とされてきましたが、長瀬産業グループは独自のバイオテクノロジーN-STePPTM(N-STePPTMは長瀬産業の登録商標です)によりエルゴチオネインの生産性を飛躍的に向上させることに成功しました。今後、香粧品、食品、医薬品業界のグローバルマーケットに向け、安価で高濃度、高純度のエルゴチオネインの安定供給に貢献してまいります。

参考文献

  1. Shin, JW. Molecular mechanisms of dermal aging and antiaging approaches. Int. J. Mol. Sci. 2019, 20:2126.
  2. Dumbuya,H., et al. Cross talk between calcium and ROS regulate the UVA-induced melanin response in human melanocytes. FASEB J. 2020,34:11605-11623.
  3. Lasch, J., et al. Oxidative damage of human skin lipids dependence of lipid peroxidation on sterol concentration. Biochim. Biophys. Acta. 1997,1349:171-181.
  4. Hseu, YC., et al. The Antiaging Activity of Ergothioneine in UVA-Irradiated Human Dermal Fibroblasts via the Inhibition of the AP-1 Pathway and the Activation of Nrf2-Mediated Antioxidant Genes. Oxid. Med. Cell. Longev. 2020, 2020:2576823.
  5. Hseu, YC.,et al. Dermato-protective properties of ergothioneine through induction of Nrf2/ARE-mediated antioxidant genes in UVA-irradiated Human keratinocytes.Free. Radic. Biol. Med. 2015, 86:102-117.
  6. Michalak,M., et al. Bioactive compounds for skin health: A Review. Nutrients.2021, 13:203.
  7. Knott, A., et al. Topical treatment with coenzyme Q10-containing formulas improves skin’s Q10 level and provides antioxidative effects. Biofactors.2015, 41:383-390.
  8. Dong, KK., A comparison of the relative antioxidant potency of L-ergothioneine and idebenone. J. Cosmet. Dermatol.2007, 6:183-188.
  9. Encarnacion, AF., et al.Effects of ergothioneine from mushrooms (Flammulina velutipes) on melanosis and lipid oxidation of kuruma shrimp. J. Agri. Food. Chem. 2010.58:2577-2585.
What is ergothioneine?
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